聴衆を育てるということ


父の所属する合唱団の公演を聞きに
八王子のオリンパスホールへ行って来ました。


お客様の大半は高齢者。
出演がシルバーコーラスなのだから、
お友達も高齢なのはうなずけます。
いや、高齢者だから……ということでは無いのですが
今回のお客様はいただけない方が多かったようです。


・演奏中もおしゃべりをする
・演奏中、何度もガサガサとスーパーの袋から物を取り出す
・ペリペリと音の出る飴を食べる。それもピアニシモの演奏中
・音の余韻が残るうちから拍手を始める
 (ひどい時は、ピアノの演奏が終わらないうちから拍手をしていた。)

組曲の途中で拍手をする
・「ブラボー」をふざけ半分に何度もがなる
・演奏の途中で会場を出て行く


などなど。。。


お友達に誘われて、「行ってやるか」のノリで来ているのだから(たぶん)
しかたがないと言ってしまえばそれまでなのですが
不快な思いをしている人が(私のように)
周りにいるんだっていうことも気づいてほしいかな〜。。。



そういえば、
以前お友達のお嬢さんのピアノの発表会を見に行った時も
お客様の態度に「何これ?」っと思った事があります。


・客席で子供にペットボトルやお菓子を持たせる
・自分の子供の演奏が終わるとしゃべる、携帯をいじる
・携帯電話の着信音が響く
・飽きてしまった子供達が通路を走る


発表会を、演奏会を楽しもうと思っている人にとっても
ステージの上で演奏をしている人にとっても
とても気分の良いものではないですよね。


でも、だれかが教えてあげなければ
そんなもんだと思ったままだし、
それを見ている子供達、周りの人達まで
「そんなもの」に染まっていくような気がします。


まあ、おじいちゃんやおばあちゃんに
今更「あーしろこーしろ」と意見するつもりはありませんが、
せめて子供達には、
音楽を演奏する喜びと同じように、
音楽を聴く喜び
良い聴衆になるための教育も
力を入れてやって欲しいものだと強く思いました。