ビタミンA

我が家で飲んでいる「野菜の戦士」の 
栄養成分の中から
カリウム、ナトリウムの次に気になる
ビタミンAについて
ちょこちょこっと調べてみました。


・ 栄養成分
          エネルギー:49kcal
          たんぱく質:0.9g
          脂質:0.2g
          糖質:10.4g
          食物繊維:0.8g
          ナトリウム:31mg
          カリウム:330mg
          ビタミンA※:460μg
          ショ糖:3.1g


          ※ ビタミンAはカロテノイドから換算



・ビタミンA は別名 レチノールとも呼ばれ、
 体内では化学変化で レチナール や レチノイン酸 へと変化します。


    レチナール : 視紫紅(ロドプシン)の構成成分として視覚作用と関わったり、
           粘膜や上皮細胞の機能の維持にも関わっています。
    レチノイン酸 : 発ガン抑制作用や胚発生の形態形成作用があることが
            明らかになっています。


・ビタミンA の成分 レチノール は動物性食品からしか摂取できません。
     牛肝臓、鶏肝臓、豚肝臓、フォアグラ、うなぎ、バター、卵
      う・・うげっ!  レバー大嫌い。。

レチノールは脂溶性ビタミンなので、とりすぎによる過剰症の心配があります


・カロテン は体内で ビタミンA の レチノール に変換されます(摂取量の 1/12 )
        カロテンの腸での吸収が 1/6
        そこからのレチノール変換が 1/2



・カロテンは体内で必要量のみレチノールへと変換されるので過剰症の心配はありません


・カロテン自体の過剰症の心配はありません


・カロテンを多く含む食品(うちでよく食べるもの)
     しそ、人参、パセリ、バジル、ほうれん草、しゅんぎく、かぼちゃ、大根の葉、
     にら、ねぎ、ひじき、乾燥わかめ、抹茶、煎茶


・β-カロチンは油と一緒に調理すると吸収率がよくなる
       そのまま・・10 %
       ゆでる・・・47 %
       油で調理・・80 %


・カロテノイドには約600も種類があり、それぞれに優れた抗酸化作用が認められています。


・カロテノイドの抗酸化作用 :
    紫外線によって体内の酸素と反応して発生する活性酸素である一重項酸素の消去
    

   ☆ 晴れた日の布団干しはふわふわして気持ちが良いですが、本来の目的は殺菌。
    つまり、太陽の強い紫外線を浴びさせて雑菌に活性酸素を大量発生させ、
    自滅してもらうのです。 おおっ!そういうことかぁ。


   ☆ 私たちの身体も強い紫外線を浴びると、
    その刺激で皮膚組織に活性酸素(一重項酸素)が発生して、
    メラニン色素の形成を促進したり、組織にダメージを与えたりして、
    お肌のシミ、ソバカス、シワの原因になります。ふむふむ・・(注意)


   ☆ 目にも絶えず紫外線の刺激があります。
    水晶体にはSODなどの酵素があって、活性酸素を消去していますが、
    40歳前後から SOD機能が低下して活性酸素の発生に追いつけなくなります。
    ホント?まずいな・・
    長年に及ぶダメージで水晶体が白く濁り、
    視力が低下してしまうのが「白内障」です。
    気をつけなきゃ。


    だから、いろいろな種類のカロテノイドを摂取することが
    必要になってくるんだね。メモメモ…



・ビタミンAの1日の摂取推奨量は成人男子で 850μgRE、成人女子で 650μgRE
                             (上限量 2700μgRE
      野菜の戦士(黄) : ビタミンA(カロテノイドより換算)460 μg

   カロテノイドだから、必要な分だけ変換、吸収してくれるんだよね。


・ビタミンA欠乏症 : 暗順応の遅延→夜盲症、粘膜や皮膚の疾患→免疫機能の低下
・ビタミンA過剰症 : 通常の食生活ではなりません。
          大型動物のレバーを大量に食べたり、
          サプリメントを大量に摂取したときなどでなりますが、
          摂取をやめれば、症状はなくなります。


     (急性 : 倦怠感、頭痛、吐き気、めまい、顔面の浮腫、皮膚の剥離)
     (慢性 : 頭蓋内圧亢進症、皮膚の剥離、脱毛、筋肉痛、肝障害、関節炎)